宗通寺について

宗通寺の歴史と由来

 慶長5年。釋宗哲は、「寺屋敷」に、本願寺顕如の裏書きを持つ阿弥陀如来絵像を本尊として結庵した。釋宗哲の人となりも、顕如から本尊の下付を受けてからおよそ25年、どのような経緯を辿ってこの地に結庵されたのかについてもわかっていない。
 第4世・釋玄榮のころ、寺請寺院化に従って寺域を現在地に移し、元禄8年(1695)に東本願寺より木造本尊を受け寺号を公認された。宝暦10年(1760)、現本堂を建立。内陣

 様式の整備に伴って、本願寺より親鸞聖人御影像・蓮如上人御影像を許され安置。前後して聖徳太子・七高僧連座の御影も許された。顕如裏書きの如来絵像は開基本尊として伝承保管されている。
 現山門は昭和55年(1980)に再建、本堂は平成14年(2002年)に改修、平成16年(2004年)には、研修施設である「聞光道場白飛庵」が建立された。
 本堂内には、明治5年(1872)に始まった当地近代教育の父・鈴木富衛の描いた水墨の障壁画が欄間を飾っている。

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