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余間の十字名号本尊の由来

余間の十字名号本尊の由来

 内陣向かって左側の余間に、「帰命盡十方無碍光如来」の名号本尊が奉安されています。

 三〇年ほど前のことです。真宗会館の主催で「関東の御旧跡」を巡拝。栃木県真岡市の高田に建つ、親鸞聖人創建唯一のお寺として知られる「専修寺」(写真)にお参りしたおり、このお寺に伝わる親鸞聖人真筆の影印名号をいただきました。後日、佐藤重雄さんに本願寺様式で表具をしていただき、現本堂改修後、余間本尊として奉安しました。

 高田専修寺が創建されたのは一二二五年、浄土真宗立教開宗の翌年のこと。当時茨城県の稲田におられた聖人が高田を訪れた際、泊まるところとてないまま、森の中で夜明けを待っていると、ひとりの童子が現れ「この地はお釈迦様お説法の聖地です。あなたの志願を叶えてあげよう」といい、柳のひと枝と菩提樹の種を授けられたと。この因縁によって一宇を建立したのが専修寺の始まりだといいます。

 奉安の名号はいつ書かれたのか分かりませんが、気概に満ちた壮健な筆致を感じさせます。聖人のこころねに触れる大切な法宝物として崇敬してまいります。

前住職 

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