静涼の森で永遠の安らぎを
2005年、墓地認証をうけた「静涼祖廟」(墓地の名称)に、佐々木石材店によって塔(ストゥーパ)が建立され,2006年3月21日の春の法要(彼岸の中日)に先だって、造塔式が行われました。
お墓の石塔は、もともとお釈迦さまのお骨を納めた「ストゥーパ」をかたどったもの。日本では五重塔などがそれを継承しています。佛教が庶民に受け入れられると、先だった人のお骨を納めた上に、石塔を建て、亡き人を偲ぶ「廟」とするようになりました。火葬が一般的になった今日では、骨堂を備えたお墓が普通になりましたね。
こんど、宗通寺に作られたお墓は「倶会一処」の精神に立つ合葬式で、後継者のない人でもお寺が責任を持って永代にわたり崇敬(そうきょう)するお墓です。 これまで宗通寺と関わりが無かった人でも、ご縁を結んでいただけます。
ストゥーパの内部には、中央に親鸞聖人ご真筆の名号が、その左右には観音勢至二菩薩の姿が色彩豊かに刻まれています。